
ジュエルオーキッドとは

「ジュエルオーキッド」という植物をご存知でしょうか?
葉に宝石のような光沢や模様を持つラン科植物です。
葉がベルベットのような質感で、鮮やかなグリーンの葉にゴールドやシルバーに輝く葉脈があります。
主に東南アジアの熱帯や亜熱帯に自生しているため、湿度をよく好みます。
そのため、テラリウムで苔と一緒に育てることでより自然な雰囲気で育てることができ、様々な種類を集めるファンが多いです。
ジュエルオーキッドの主な種類

ジュエルオーキッドは光沢のある葉の模様を持つラン科の総称です。
- Anoectochilus属
- Macodes属
- Dossinia属
- Goodyera属
などの種からなるグループの総称になります。
育成のポイント
熱帯や亜熱帯のジメジメとした地域に自生しているため、乾燥弱く、湿度の高い環境を好みます。
可能な限り、自生している環境に近づけてあげることがポイントとなります。
管理方法
テラリウムしか育てられない?
一般的な管理方法には
- ガラス瓶や水槽でテラリウムとして育成する方法
- 水苔で育成する方法
上記の2パターンが主流となっています。
自生している環境により近づけようとすると、テラリウムで育成する方が良いと思いますが、初心者ではややハードルが高い…
私は、室内で水苔で育成していますが今のところ新芽も順調に展開して問題なく育てられています。
湿度を高く保つ

ジュエルオーキッドは乾燥に弱い植物です。
水苔で栽培する際には、特に湿度には注意しましょう。
私は、近くに加湿器を設置し、朝・晩の2回葉っぱに霧吹きをしています。
葉水を行うことで湿度を保つことができるのですが、葉っぱの根元に水が溜まることで、細菌が繁殖し、株が傷んでしまう可能性もあります。
葉水をした後に、ティッシュを細く丸め、葉の根本の水を吸ってあげると良いです。
また、観賞用のフィギュアケースなどに鉢ごと入れて管理するとより手軽に環境を整えることが可能です。
置き場所
ジュエルオーキッドは直射日光や強い光が苦手です。
置き場所は、直射日光の当たらない半日影またLED照明などを使って育成すると良いです。
適温は15℃から30℃で、冬季は最低でも10℃以上を保ちましょう。
水やりの方法

基本は用土が乾いたらしっかりと与えてください。
水切れすると痛みやすいので、用土が完全に乾いてしまわないように注意が必要です。
葉水を行い、多湿の環境を作ることも大切です。
用土は何を選ぶ?
基本は、水苔を使用します。
可能であれば、購入時の水苔ではなくニュージーランド産の良質な水苔へ植替えをオススメします。
または、水はけの良いラン用土でも良いです。
肥料の与え方
ジュエルオーキッドは、栄養分の少ない場所に自生しているため、肥料を与えなくても問題なく成長します。
特に、植替えたばかりや休眠期には与えないようにしましょう。
春〜秋に生育が良くない場合には、様子を見ながら液体肥料を月に1回程度与えるのも良いです。
コメント